シルバーデモクラシーとは何?大阪都構想の住民投票はシルバーデモクラシーで廃案となったのか
シルバーデモクラシーという言葉、最近何度か聞いた言葉ではあります。
それはここ1ヶ月以内の出来事ではあったと思いましたが、大阪都構想の住民投票が行われた時に聞かれた言葉ではありました。
大阪都構想は橋下大阪市長が先頭に立って、大阪市を再編し大阪府を大阪都へと変革しようというような動きではありました。
その詳しい内容はここでは書きませんが、住民投票が行われ廃案という事にはなりました。何にしても住民投票でそのような結果はでたわけです。
その大阪都構想の住民投票の結果を受けて、よく聞かれた言葉がシルバーデモクラシーという言葉です。
このシルバーデモクラシーという言葉はどのような意味になるのでしょう。
大阪都構想の住民投票に興味が合った方ならなんとなく意味も分かるかと思います。
ですが横文字の言葉なのではっきりとは分かりにくいかもしれません。私も正確なシルバーデモクラシーの定義を確かめたくて、軽く調べてみる事にしました。
シルバーデモクラシーという言葉が指す意味は「有権者の割合に高齢者の数が占める割合が多く、高齢者の意見が反映されやすい状態」という事になるようです。
また「年齢別の投票率が高齢者が高く、若者が低いという事も含まれるようです。つまりは高齢者が多く投票に行くので若者の意見が反映されにくい」という事も意味合いに含まれるようです。
こういった状態の事をシルバーデモクラシーと呼ぶという事になるようですね。
私的には多少皮肉めいた言葉ではあるかなとは感じてしまいます。少子高齢化社会になっているので、当然そのような状態になっているのかもしれません。
大阪都構想はシリバーデモクラシーが原因で廃案になったのか?
大阪都構想は簡単に言うなら2重行政を解消しようという動きではあったと思いますが、それが良い悪いかは別として廃案にはなりました。
この原因としてシルバーデモクラシーが原因だと言う知識人もいたかと思います。名前は出しませんがアナウンサーの方などがいました。
つまり反対票を投じた方が高齢者に多かったという事です。もちろの各世代に反対者もいたのですが、世代別に統計を見ると60代までは賛成票が多く70代以降で反対票が多いという結果になっていたかと思います。
これは他サイトの情報で確認したので、正確さを確かめたい方は検索で調べてみてください。
シルバー世代の意見が投票結果にかなりの影響を与えてしまったので、これがシルバーデモクラシーと言われている事になるようです。
少子高齢化社会になっているのでシルバー世代の意見が多く反映されるのは、当然と言えば当然ではありますね。
拮抗しすぎた住民投票
大阪都構想は廃案となりましたが、投票結果は1万票くらいの差で賛成も反対も70万票くらいだったのは周知の事実だと思います。
投票率も66%を越えていたので高めだとは思うんでうよね。投票率100%なんて事はありえないと思いますから。
若者も今回の大阪都構想にはかなり興味あったんじゃないかな?と思うのが私の感想ではあります。
にしても結果がかなり拮抗しているので、全く大阪都構想が住民に受け入れられていなかったとも感じないです。
変革を望んでいる方も多かったという事にはなります。
こんなに拮抗しているとちょっとした認識の違いで反対の人が賛成になったり、賛成の人が反対になったりする事もあるんじゃないかな?と思いました。
賛成票70万の意見が全く反映されないのもよくないと思いますし、拮抗しすぎた場合は再投票というような制度も必要ではないかなとも思いました。
投票結果を見て投票に行かなかった人が関心を持つという事もあると思うので、もう一度投票をやれば投票率上もがるんじゃないな?とも感じます。
住民投票の仕組みについてはよく知らないので、最低投票率のような規定もあったりするのかもしれませんけどね。
今回の場合反対派が勝ったわけですから、反対派にしてみれば再投票なんていらんと思うでしょうけども。
憲法改正のハードルが高そうだと改めて感じる
近年憲法改正の事も話題になっていますが、調べてみると国民投票で有効投票の過半数とはなっているようです。
住民投票の場合と同じような雰囲気になるのでしょうか。大阪都構想の住民投票は全国的にも話題になったかと思うので、憲法改正に関する国民投票の場合もこういった流れが想定されますね。
現時点でシルバー世代の投票は大きな影響を与えるという事にはなると思うのです。
国会議員両議院それぞれで2/3の賛成がないと国民投票までできないですから、その辺もハードルは高いですけどね。