冷凍メンチカツからO157感染者、感染を防ぐ方法は?
2016/11/11
冷凍メンチカツからO157に感染した人がいると話題になっていました。
O157なんですが、非常に感染力が強く重症化もするので怖いイメージはあります。
小学校1年生の時に感染した女性が25歳に腎不全で亡くなったケースもあるそうです。
長年後遺症に苦しんだという事になるんです。
抵抗力の弱い子供やお年寄りはより気をつけたいところなんですが、健康な大人でも感染したらヤバそうなイメージのO157です。
今回の冷凍メンチカツO157は非加熱の冷凍食品だったようです。
生の物を冷凍保存した状態だったんです。だからしっかり加熱しないといけない、しかし加熱が甘くてO157に感染となった可能性があるようです。
O157は冷凍しても死滅しない
テレビ番組でこの話題を見ていたのですが、詳しく説明されていました。
O157は冷凍しても死滅しないとのことです。
少なくとも我々が冷凍保存してる状態の温度ではO157は死滅はしないとの事。
ただし活動は弱まり、ある一定の温度以下では活動停止するようです。冷凍で増殖はしにくくなるんですね。
O157を死滅させるには十分な加熱が必要
冷凍しても死滅しないO157を死滅させるには十分な加熱が必要です。
冷凍メンチカツなんてものは揚げても中に火が通りにくいとのこと。
テレビ番組の解説ではO157は75度で1分間加熱すれば死滅するらしい。
しかし冷凍の揚げ物などは中心まで温度が上がるには時間がかかるという事になるんです。
だから表面が揚がっているように感じて、すぐに油から出してしまうと危険!ではあるのです。
こういった冷凍の揚げ物には調理時間が明記されているようです。例えば6分間、何度以上の油で揚げましょうと書いているようですね。
その調理時間はきっちり守ってしっかり火を通せばよいという事になります。
しかし、油の温度を管理するのもなかなか素人や一般家庭では難しそうだなとは感じました。
そもそもO157はどこから食品に感染する?
そもそもO157はどこから食品に感染しているのでしょう?
テレビで専門家が語っていたところによると、O157は牛の腸内にはいるらしい。
精肉の段階でどうしても肉の表面に菌が付着してしまう事もあるようです。
ステーキ肉などは表面に菌がつくから回りをしっかり加熱してやれば、大丈夫ではあるだろうという専門家の解説でした。
しかし今回の冷凍メンチカツのような挽肉を使った商品であると、挽肉であるから製品の中までO157が感染している可能性が大きくなります。
こういった商品の場合は中まで十分な加熱が必要になるようです。
通常はO157が感染しないように製造業者も注意してはいるらしいので、めったにO157が感染した商品が出回る事はないらしいとの専門家の話です。
しかしどうしても完璧に防ぐ事は不可能という事ではあるようです。
加熱が必要な商品は自分と家族の身を守るために気をつけて、しっかり加熱する事が必要ですね。