子供3人以上の多子世帯の大学無償化、扶養人数制限があるので少子化対策の効果に疑問の声
3人以上の子どもがいる多子世帯について2025年度から大学など高等教育機関の授業料などを無償化という制度が話題になっています。
この話題を聞いたとき子供3人全員が大学無償化されるのか?ニュースだけではよくわかりませんでした。
子供3人が無償化されるとかなり大きいので効果的な少子化対策にはなるのではないかと思います。
しかしながら、続報を聞くと3人全員が無償化される制度ではないようではあります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ffc6738c54094f08c608c924e72b6d7568b5b3
対象となるのは、扶養する子どもが3人以上いる世帯の子で、所得制限はない。例えば3人きょうだいで、第1子と第2子が大学に在籍していれば、2人とも対象となる。ただ、第1子が卒業後に扶養を外れると、扶養する子どもが2人となるため、第2子と第3子は対象外となる。
朝日新聞 ヤフーニュースより引用
結局のところどういう事かと言いますと
扶養する子供が3人いる間は大学など高等教育機関の授業料などを無償化する制度という事になるようです。
例えば一人目が就職して不要から外れると、その後の扶養人数は二人となり無償化の対象から外れるということになるようですね。
実質完全無料化するのは一人の子供だけであり、一人の子供を無償化するために三人目を産むのか、個人的にはかなり疑問です。
年子を産むのは母体や育児の面からも非常に負担になり、学費削減のために頑張るのも辛すぎではないでしょうか。
また子供3人全員無料化すると勘違いする人もいるんじゃないかな?と思うので3人産んだのに全員無料じゃなかったと後から気づいて混乱を招きそうな気もします。
毎年続けて産んだとしても3人全員完全無料になるわけでもないですしね。
また扶養を維持するために子供の選択が制限されるなどの弊害もあると思います。
政府の異次元を謡った少子化政策ですが、個人的には非常に残念なものだと思いました。
朝日の記事が本当であればの話ですが。
子供を3人産んだら無条件で3人全員大学無償化の権利を得るという政策なら、かなり少子化対策として期待ができたのではないかと思います。