自転車で人をひいた場合にも免停になる事があるのか?
タイトル通りではあるのですが、自動車ではありません。自転車で人をひいた場合になります。
えっ自転車で人をひいて免停になる事があるの?と思ってしまうかもしれませんが、最近は自転車で事故を起こした時にも厳しい対応がされるようにはなっているようです。
私が免許を更新した時にも自転車による事故で相手に怪我をさせた女子高生が多額の賠償を請求された事例などを講習で習いました。
自転車とはいえ車両であるという認定にはなっているようです。近年この様な事故が多くなっているために自転車による事故に対する規制が厳しくなっているようではあります。
今日見たニュースによると自転車でひき逃げした人物に対し、厳しい対応が取られていたので話題にしてみようと思います。
自転車でひき逃げした男性に対し180日間の免停処分!
自転車でひき逃げ事件を起こしたとして男性に対し中型運転免許(以前の普通免許)の180日間免停処分がされました。
この事件は兵庫県西宮市で今年3月起こったもので、同市の職員の男(54歳)によるひき逃げ事件になります。
市の職員という事は公務員になるのでしょうか?アルバイトやパートの場合もあると思いますが、市に努めていると何にしても公務員という事になるのかもしれません?
その辺の事情はよくわかりませんが、市に務めている者が犯した犯行ではあるので、私的には若干厳しい目で見てしまいます。市に努めている人がそんな事したの?というイメージです。
捜査関係者の話によれば、男は2014年3月12日午前9時ごろに、西宮市内の市道の歩道端に設けられた自転車道を走行中にゴミ出しのために横切った80歳の女性と衝突しました。
女性は転倒し痛みを訴えていたが、男は「危ないやないか!」と怒鳴り救護せずに立ち去ったようです。その後女性は手首骨折の重症と判明しました。
警察は防犯カメラから男の身元を割り出し、過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で7月に書類送検となりました。
道交法では「車を運転することで、交通の危険を引き起こす恐れがあるとき」に免停処分にできるようです。自転車も車両と考え、男はひき逃げを犯した事により免停となったわけです。
ひき逃げを犯した男性にやはり罪があるのか?
この事件では男性は自転車道を走行していたとなっています。ネットのニュースでこの事件を知った時に、自転車が歩道を通行していたのかな?と思いましたが、よくよく見るとそうではなかったようです。
この場合、自転車道を横切った80歳の女性にも過失があるのかもしれません。車道であれば車にひかれた場合にそうなる可能性はあります。
自転車道での事故であったため判断しにくいものがありますが、やはり歩行者の過失もあるのではないか?と考えられます。
これが歩道であれば、そもそも法律では自転車は車道を通れとなっていますので、歩行者の過失はないとも考えられます。
しかし男性はひき逃げをしたという事に大きな罪がある事でしょう。免許をもっているなら事故の相手を救護義務があると知っているはずなので、その場で罵声を浴びせ立ち去ったのは悪質であったと言えます。
近年、自転車による事故も厳しい目が向けられているという事の実例ではないでしょうか。自転車も車両と考え、自動車を運転している時と同様に行動しなければいけないようです。
自転車であるので救護義務がないと思ってはいけないようです。自転車を乗るのに免許はいりませんが、この辺の事は気をつけたいものです。
自転車は車道を通行するものではあるのか?
この事件では自転車は歩道を通行していませんでした。自転車道を通行していたようです。しかし、歩道を通行する自転車は多いかと思います。
法律では自転車は車道を通行する事になっています。この法律もかなり昔に作るられた決まり事ではないでしょうか?よくは知りませんががおそらくそうでしょう。
ただし実際は自転車も歩道を通行しています。自転車が車道を通行すると危険である場合も多いので、車道通行を強制するのもなかなか難しいところがあります。
法律や自転車道の整備がされていないため、法が実情に合っていないと考えてもいいかもしれません。しかし自転車で歩道を通行する場合には気をつけたいものです。速度はゆっくりで、歩行者優先を心がけたいものです。
近年問題視されている自転車による事故
近年自転車による事故が問題視されてはいるようです。自動車免許の更新でも講習内容として取り上げられるようになった自転車による事故問題です。
以前は自転車事故に関する講習は免許の更新時になかったと記憶しています。それだけ社会問題化しつつあるという事ではあります。
私的に怖いなと思った事例があります。若い女性が携帯で通話しながら、片手運転で自転車を乗っていて私とぶつかりそうになりました。
女性は携帯で話す事に夢中になっているので、ふらふらと蛇行しながら歩道を通行していました。目線は前を向いておらず。前方に気を使っていない様子です。
歩行中に携帯で通話する事やスマホを弄るのも危ないですが、自転車でそれを行うと尚更危険です。自動車を運転中は携帯での通話は禁止されていますが、自転車であってもそれは危険であります。条例で自転車の運転中の携帯が禁止されている地域もあるようです。