BABYMETALがTHE ONEのライブミュージックビデオを公開 壮大でメロディアスなメタルバラードは感動できる曲だ
つい最近BABYMETALはニューアルバムの中から新曲「KARATE」のミュージックビデオを公開した。
そしてBABYMETALのニューアルバムも発売間近になった日本時間で3/27日にニューアルバムに収録されている「THE ONE」のライブミュージックバージョンも公開となった。
いよいよニューアルバムの「METAL RESISTANCE」発売間近となっているが、2つ目のMVも公開され、ここに来て畳み掛けるようなマーケティング戦略と言えるであろう。
今回、この記事はいつもとは違いである調で書いてみる事にする。
BABYMETAL – THE ONE (OFFICIAL)
なにはともあれ、さっそくBABYMETAL – THE ONEのライブミュージックを堪能してみようではないか。
一見ポップ調なバラードでメタルに思えない曲であるのかもしれないが、バックサウンドはしっかりメタルになっている。
メタルやヘビメタと言った用語にはデスメタルな激しいサウンドを連想してしてしまう人も多いと思う。しかし、このようなメロディアスなサウンドをプレイするメタルバンドも数多くある。
デス系だけがメタルのすべてはないと理解した方がいいだろう。
BABYMETALのTHE ONEは宇宙を感じさせる壮大な曲だ。ポップ調で一般人も聴きやすいボーカルラインの裏にメタルサウンドの特徴が散りばめられている。
まずTHE ONEのオープニングはメロディアスなメタルの王道ではあるだろう。ギターを中心とした美しくもヘビーなサウンドのアンサンブルが聴き手を曲の中に引き込んでいく。
このようなパターンはメロディアスなメタルの曲ではよくあるが、メロディアスなメタル好きを引き込む要素だ。
普段メタルを意識していない一般層も聴きやすいTHE ONEの序盤ではある。メタルとは意識せずにテレビ番組のBGMなどで親しんでいるタイプのサウンドであるかもしれない。
聴きやすくもメロディアスでメタルなオープニングに引きこまれた後は、いよいよSU-METALの美しい声が導入されていく。
以前から思っていた事だがSU-METALは普通のアイドルとは何かが違う。やはり歌唱力がすばらしい。それは多くのファンが評価している事ではあろう。
「KARATE」の中でも脳に直接響いてくるような感じさせる高音を披露していたが、THE ONEでも綺麗でくせのない声を出しながらも、声量あるハイトーンボイスに序盤からやられてしまう。
SU-METALの高音はやはり心地よい。荒んだ心を綺麗に洗い流してくれるかのようだ。
THE ONEの中ではYUIとMOAのコーラスにも注目したい。16歳となり声も幼さが除々に抜けていき成長したが、ティーンで若い女性ならではの高音ハーモニーが曲をキラキラと輝かせている。
曲の中盤では楽器隊によるメタル特有のテクニカルな間奏が盛り込まれている。速弾きなどは控えめではあるが十分に聴き応えのある内容だ。
そして終盤に向けSU-のボーカル、YUI、MOAのコーラスと共に楽器隊の演奏もメタルらしい感動の音を奏でていく。
アイドルにしては随分豪華なバックサウンドではないか。いや彼女たちはメタルでもあるのだから当然といえば当然か。
BABYMETALのTHE ONEは私にとってお気に入りの1つになったかもしれない。
KARATEとTHE ONEの対比
ニューアルバムの「METAL RESISTANCE」の発売に向けBABYMETALは2つのミュージックビデオを公開した。
まず「KARATE」のミュージックビデオを公開したわけだが、この曲の評価を見ると海外のファンはブルータルだと表現する事が多い。
ブルータルとは何だ?
ブルータルとはブルータル・デスメタル (Brutal Death Metal)の略語になるようだ。デスメタル系となるわけである。
デス系の曲を私は普段あまり聞くことはなかったので、自身はブルータルに馴染みは薄い。ブルータルと表現されるだけあって「KARATE」は非常に激しく重いサウンドになっている。
対してTHE ONEはメロディアスなメタルバラードであるだろう。普段メタルを聞かない層にも聴きやすい曲ではないだろうか。
このようにメタルと言ってもサブジャンルがいくつもあり、デス系だけがメタルという訳でもない。
通常ブルータルな曲をやっているバンドが、メロディアスな曲をやる事はおそらくないであろう。デス系には詳しくない私だがGalneryusようなパワーメタルバンドが一転してデス系をやる事はないのが事実である。
パワーメタル系が好きだと言っても、似タイプの曲ばかり聴いていると飽きるという事もある。BABYMETALはメタルは、その点いろいろなタイプのメタルをやっているので飽きにくいという利点がある。
ギミチョコ、KARATEのようなデス系もあれば、RORやIDZ、紅月のようなパワーメタル系もある。さらには和のテイストを加えたメギツネ、可愛すぎるドキドキモーニングのような曲もある。
BABYMETALの「KARATE」に対して、あまり好きではない意識を持ったファンもいたようだ。
しかしマンネリ化を防ぎ、新鮮さを出す意味では可愛さが控えめで激しいサウンドの「KARATE」のMVを出したのは成功と言えるだろう。
そこにメタルを聴かない一般層にも聴きやすく感動的なメタルバラードの「THE ONE」を新たにMVとして出したのはおもしろい。
おそらく可愛い系の曲も混じっているだろう?ニューアルバム「METAL RESISTANCE」はいろいろなタイプのメタル音楽とポップ要素が盛り込まれた、メタルジュークボックスとして飽きさせない期待が持てるアルバムではないだろうか。
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