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フランスで日本のアニメや漫画が人気になった理由は?

      2015/10/30

日本政府がクール・ジャパン戦略というものをやっていますが、そのきっかけとなったものは日本のアニメや漫画かもしれません。海外で日本のアニメや漫画を見る人が増え、日本自体に興味を持つ若者が増えました。

日本のアニメや漫画が人気になっている国の代表として思い浮かぶのがフランスです。フランスと言えばちょっとおじさん世代の日本人から見ればおしゃれな国というイメージです。

その年代の女性にしてみればフランスに憧れを持つ方も多かったイメージです。パリに住む事を夢見た方も多いかもしれませんね。フランス料理なども高級なイメージがあります。

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そんなフランスですが、ある時期から日本に憧れを抱くフランス人の若者が増えている事も知るようになりました。なぜおしゃれで素敵な国のフランス人が日本に憧れる?といった驚きもありました。

それはアニメや漫画の影響ではあったようです。この記事ではフランスで日本のアニメや漫画が人気になった理由を語ってみます。

日本のアニメがフランスで放送されるようになったのは1970年代の後半くらいらしい

フランスで日本のアニメが放送されるようになったのは結構古い話ではあるのです。時期的に考えるとそんなに日本でアニメが子ども達に浸透する時期と変わらないのかもしれません。

日本でも年配の方になるとアニメや漫画は子供が見るものというイメージを持っている方も多い方と思います。しかし子供の頃からアニメや漫画を見ている世代は抵抗なく楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

フランスでは1978年に仏テレビ・アンテンヌ2で放送された「ゴルドラック」という日本のアニメが流行したようです。日本ではUFOロボ グレンダイザーというタイトルで放送されたようですよ。

このアニメについて私はよく知らないのですが、この頃からフランスに日本のアニメが上陸していたとは少し驚きですね。かなり昔からフランス人は日本のアニメに触れる機会があったという事になります。

以前、サッカー日本代表でフランスのフィリップ・トルシエ監督が指揮を取りました。その通訳としてフロラン・ダバディという方がいました。今でも時々テレビで見かけるかもしれませんね。

実はフロラン・ダバディ氏は有名人の息子であり、フィリップ・トルシエ監督よりも彼自身の方がフランス国内で有名なんだとかいう話です。

そんなフロラン・ダバディ氏がテレビ番組で語っていた事なんですが、子供の頃は日本のアニメをよく見たようです。妹といっしょにキャンディ・キャンディを見た思い出があるという話をしていました。

キャンディ・キャンディは日本の少女漫画が原作のアニメですが、当時のリアルタイムでは相当女の子に人気のあったアニメになります。

フロラン・ダバディ氏は現在40歳くらいです。日本のリアルタイムでキャンディ・キャンディを見ていた世代と大きな歳の差はないのかもしれません。

そんなに時期がずれる事なくフランスでも日本のアニメが放送されていたんですね。あと有名なものはアルプスの少女ハイジなどがあります。これもフランスで放送されたようです。昔日本でも人気がありました。

このように数多くの日本のアニメがフランスで1970年代~1980年代にかけて放送されてはいたようです。フランスの有名な元サッカー選手にジダンという方がいますが、彼はキャプテン翼というアニメに影響されてサッカー選手になったという話です。

他にもキャプテン翼に影響されたサッカー選手はフランスにもイタリアにもいろいろな国にいますが、この年代の人達が子供の頃に見ていたのですから、いかに古い時代に日本のアニメがフランスなどで放送されていたかが分かる事でしょう。

なぜフランスで日本のアニメが放送されるようになったのか?

では日本のアニメがフランスで放送されるようになったきっかけは何でしょう?

以前、ネットの記事で読んだ記憶ではその当時のフランスのテレビ局がコンテンツ不足であり、日本のアニメは安く放映権を得る事ができるので放送するようになったという話でした。

そしてグレンダイザーのヒットなどもあり、安くて視聴率の取れるコンテンツとして重宝されるようになったという事になるのでしょう。1970年代後半から1980年代において日本のアニメはフランスでよく放送されていたという事になります。

しかし、日本のアニメには暴力的な表現が多いなどという批判の声が親たちの世代から出るようになったようです。思い浮かぶとすれば北斗の拳などはちょっと衝撃的な内容でしたね。

北斗の拳がフランスで放送されていたのかどうかはよく知らないのですが、他にも日本のアクション漫画は戦闘のシーンなどが多いとは思います。そんな理由で日本のアニメは教育に悪いという風潮になったのだとかいう話です。

1990年代にフランスで日本のアニメは放送されなくなったらしい

日本のアニメは暴力的な表現が多いなどの批判が出る中、他サイトの情報によるとアニメ「キン肉マン」に登場したブロッケンJrというキャラクターがナチスドイツをモチーフにしていた事がきっかけで、一気に日本のアニメが排除されるようになったようです。

キン肉マンがきっかけになったのかは他で聞いた話なので確証的ではありません。しかし暴力的だとか、こういった事情で1990年代に日本のアニメがフランスのテレビから消えたのは間違いないようではあります。

そう言えば最近の漫画などではドイツをイメージする旗としては現状のドイツ国旗を使うようになっているかと思います。以前は意識が低かった国際感覚が漫画やアニメにも取り入れられているという事になるのでしょう。

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1990年代以降フランスの若者たちは日本の漫画を求めるようになる

日本のアニメがフランスで放送されなくなくなってからフランスの若者達は日本の漫画を求めるようになったようです。これは日本のアニメを見て育った世代が、いかに日本のサブカルチャーに馴染んでいたかが分かる事ではあります。

アニメが見れない代わりに漫画を見て楽しむという事が多くなったという事ではあるようです。現在、日本の新しい漫画はどんどんフランス語に翻訳されています。

世界で一番日本の漫画が売れている国は日本ではあります。そしてその次に日本の漫画が売れてる国はフランスではありました。これは2006年くらいの報道での記憶です。おそらく世界で2番目に日本の漫画が売れている国は今でもフランスではないかと思います。

ドラゴンボールの漫画がフランスで翻訳され、それが大変な人気となり、続々と日本の漫画がフランスで翻訳されるようになったとテレビの番組で報道していたのを記憶しております。

日本の漫画は右から左に読むわけですが、フランス発売された当初は向こうの本に合わせて左から右に読むようになっていました。

ですから中の絵は左右が日本のものとは逆になっていたようです。漫画の中にある看板などの文字が鏡に写したような状態になっていたのです。

これがフランスの漫画ファンからの強い要望があったようで、日本と同じ右から左に読む形に変更されていったようです。このような日本式の事が向こうに定着していくのも面白い現象かもしれません。

2000年代中期になるとJapan Expoなどのイベントが大盛況と日本でも話題に

Japan Expoは日本の文化をテーマとしたフランスで毎年7月くらいに行われるイベントです。来場者は年々増え続けて近年では20万人を超える大きなイベントになっているようです。

私は2006年くらいかと思いますが、その頃にフランスでこのようなイベントがあるという事を聞き、フランスで日本のアニメや漫画がかなり定着している事を知りました。

この頃からクール・ジャパンなんていう言葉がでるようになってきたんじゃないかと思います。NHKでこのようなタイトルの番組が放送されていました。今でもまだやってる番組のようですね。

クールジャパン戦略というものを今日本政府がやっていますが、この時期から聞くようになったクールジャパンという言葉の影響があった政策ではあるのでしょう。

500億円くらいの予算があるようなんですけど、クールジャパン戦略がどんな成果が上がっているのかはイマイチ分からないものではあります。

日本に憧れるフランスの若者をニュースで聞くようになる

2006年頃には日本に憧れるフランスの若者の事をネットなどを通じて聞くようになります。アニメや漫画の影響で日本に憧れを持つようになったフランスの若者が多くなっていた印象です。

フランスのジャパンマニアというタイトルの動画を見た事があるのですが、十代の若者たちが日本文化に憧れる様子をフランスのテレビ局が取材していました。

フランスの少女が日本のファッションに身を包みJapan Expoに行き、おにぎりなどの日本の食べものがイベント会場にないか探していたりしました。その少女は日本に強い憧れをもっていて自分の居場所は日本にあると信じている様子でした。

この時代から少し時間が経ちましたが、彼女たちはどのようになったでしょう。気になるところではあります。実際にそのような方が日本に来ている事はよく目にする事かもしれません。

日本のアニメは世界中に広まっていますから、例えばロシアから日本に来て声優になった方もいます。アニソン歌手になったカナダの女性もいたりします。このように日本のアニメや漫画は海外の若者に多大な影響を与えています。

この2000年代に海外の大学で日本語学科の人気が凄い事になっているという話題が報道されていました。これも日本のアニメなどの影響ではあります。オリジナルの言語でアニメを見たいというような方も多くいるようです。

このように日本語を修得する海外の方が増えれば無理して我々が英語を覚える必要もなくなるのかもしれません。日本語が海外で使える言語になれば我々は楽ではあります。政府は海外の人に日本語を広めるような活動をしてみては?なんて思ってしまいました。

そのような事はなかなか難しいとしても、漫画、アニメを通じて特に海外の若者に与える影響は大きなものがあります。日本に対していい印象をもつきっかけになっているのは間違いないでしょう。

フランスにおける日本アニメの現状は?

フランスでは1990年代に十年間くらい日本のアニメは放送されていなかったようですが、現在は放送も復活しているようです。

フランスのJapan expoには日本からアニソン歌手がゲストとして行くこともあるんですが、その中で一番盛り上がっているのはワンピースの歌手が歌っている時ではありました。現在日本で放送しているアニメでもフランスでは盛り上がるという事になります。

Narutoという忍者をテーマにした漫画、アニメは世界的に人気がありますが、これも変わらずフランスでも人気はあるようです。

2000年代中盤あたりからインターネットでは動画サイトが出現するようになりました。その動画サイトを通じて、ますます世界中の人々が日本のアニメを見るようになってはいるようです。反面ブルーレイなどの売上は落ちていると聞きます。

インターネットによってアニメ、漫画のコンテンツにも新しい時代が来たと言える状況です。ネットで世界中に無料配信しても収益を上げるような仕組みを考える必要があるのかもしれません。

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