麦茶が夏に飲まれる理由はなぜでしょう?
私は最近麦茶をよく飲んでいます。夏だから飲む人も多いよという方もいるかもしれませんね。夏には定番の飲み物だと思います。冷やした麦茶を飲むと喉の渇きも潤います。
現代社会においても飲み物の選択はいろいろできるわけですが、ジュースであったり、コーヒーであったり、緑茶であったり、ミネラルウォーターであったりいろいろですね。
私の場合はジュースだと糖分が気になるし、コーヒーやお茶ではカフェインが気になる、水を常用するのもいいんですが、なんとなく物足りない時もあるのです。
他に何かいい飲み物はないかな?と探した時、麦茶に行き着きました。夏は定番の麦茶ですが、それ以外の季節に飲んでも構わないわけです。
しかし麦茶が夏に飲まれる理由はなんででしょう?その辺りを語ってみます。
麦茶の原料である大麦は初夏に収穫される
麦茶の原料である大麦は初夏に収穫されます。大麦は秋に発芽して冬を越します。春には大きく成長して初夏に結実し枯れるという植物です。
ですから夏に収穫された大麦で麦茶を作り飲むという事がごく自然な事になるはずです。ですから夏が麦茶を手に入れるのにいい季節ではあるかと思われます。
麦茶は江戸時代になると一般的に飲まれるようになっていたようです。夏に飲まれるものとして定番化していたのではないかと考えられるわけです。
明治、大正、昭和、そして平成へと時代が変わっていますが、定着した習慣は続いていくわけで、夏と言えば麦茶を作って飲むという季節に自然となっているのではないでしょうか。
私が子供の時代も、もちろん夏には麦茶でした。何故とも分からず親が麦茶を作っていましたし、水筒に麦茶を入れて学校に通っていた思い出もあります。
現代においても夏場になるとスーパーのお茶コーナーや目立つ特売コーナーに麦茶が置かれる事が多いかと思います。それだけ需要があるのでしょうね。
夏といえば麦茶というイメージが定着してるというのが、夏場に麦茶が飲まれる最大の理由ではないでしょうか。
麦茶はいつから飲まれるようになった?
麦茶はいつの時代から飲まれるようになったのでしょう?
麦茶は麦湯とも呼ばれる飲み物です。日本において麦湯が飲まれるようになったのは平安時代くらいからだと言われているようです。平安時代には貴族が飲用していたようですよ。
平安時代といえば西暦で794年-1185年あたりですから随分古い歴史があるのですね。時代が変わり室町時代も貴族が飲用していたようです。戦国時代になると戦国武将にも飲まれるようになったようです。
そして江戸時代では屋台の「麦湯売り」が流行したようです。どうやらこの辺りから一般の庶民にも麦湯、麦茶が浸透していったという事になるようです。
そして現代においてもそれは夏の定番として習慣的に続いているのではないでしょうか。
夏と相性のいい麦茶の効果
麦茶の効果については大学や国の機関で研究もされたようです。そしてさまざまな体にいい効果があるという研究結果もでているようですね。
そんな研究結果で麦茶は血液をサラサラにする効果や体温を下げる効果があると言われています。夏には大量の汗をかきやすい状態になります。
夏場の温度上昇は近年大変なものですね。35度以上の気温になることもよくあるかと思います。汗を大量にかき、そんな時は血液もドロドロになりやすくなります。
麦茶は体温を下げ、さらに血液をサラサラにする効果も期待できるようですから、暑い夏に麦茶を飲むという事は理にかなっているのかもしれません。
昔からの夏場の麦茶という習慣的なものが、実は夏に相性のいい飲み物であったという事になるのかもしれません。
私が麦茶を好む理由
麦茶のいいところは、まず糖分が入っていないところです。炭酸飲料のジュースは美味しいのですが、糖分が多いので摂り過ぎると糖尿病が心配になってきます。
炭酸飲料のジュースを飲み始めると私の場合やめられなくなるんですよね。ついつい飲んでしまうんですよ。それを長年続けていると糖尿病になる可能性があります。
ならば緑茶やコーヒーはどうなんだ?といいますと、カフェインの問題があります。飲み過ぎるとこれも睡眠に影響がでてしまいます。
カフェインを多く取る人で眠りにくいという方は一度カフェイン抜きをしてみるといいかもしれませんよ。
麦茶はカフェインも入っていないし、もちろん糖分も入っていないです。私の場合飲むとジュースやカフェイン類を飲んだ後のほどよい満足感が麦茶でもあります。
麦茶を飲んでいるとジュースを飲みたいとかコーヒーを飲みたいなという気持ちがなくなるんですよ。スナック菓子なんかのお供に麦茶でも結構いいですよ。