ハリウッド版ゴジラが続編決定、成功した理由は?
ハリウッド版のゴジラが制作されている事は知っていましたが、あまり興味がなかった私ではあります。なぜかと言うと10年以上前にもハリウッド版のゴジラは作られていて失敗に終わっていたからかもしれません。
前のハリウッド版ゴジラは凄く低評価だったと記憶しております。元々日本版のゴジラはアメリカでも人気になっていたようで、それをリメイクした前回のハリウッド版ゴジラだったんですが、なんか恐竜みたいというイメージしかなかったです。
アメリカ人も失望したようで評価は低かったですね。日本でも公開されたんですが、これがまた低評価ではあったと思います。私もテレビで放送されたものを見たのですが、やはりイマイチでした。何もワクワクするものがなかったです。
そんなハリウッド版のゴジラなんですが、また新たにリメイクして制作されたわけです。以前の失敗があったせいなのか私としては、あまり興味がなかったです。
渡辺謙さんがゴジラに出演するという噂は聞いたので、日本版のゴジラにでも出演するのかな?と思っていたらハリウッド版だったんですね。渡辺謙さんはラストサムライに出演してからハリウッド映画にも度々出演してる印象もあります。
俳優として世界的に成功されているんですね。と改めて凄いもんだと感心はしております。そんな渡辺謙さんが出演している新たにリメイクされたハリウッド版ゴジラなんですが、今回は大当たりのようです。
世界的に大ヒットして、なんと続編も制作される事が決定したようです。2014年5月16日に全米で公開されたようですね。日本では2014年の7月25日から公開となっています。日本ではつい最近の公開じゃないですか。
あまり興味がなかったので、最近日本でも公開されたんだとちょっとびっくりです。夏休みの映画としてはぴったりですね。るろうに剣心もあるしハリウッド版ゴジラもあるし、どれが人気映画になるんでしょうか?
今回はそんなハリウッド版GODZILLAについていろいろ語ってみます。
まずは公式PVを紹介、新ハリウッド版GODZILLAがどんな感じか確かめてみる
こちらは東宝さんの公式PVとなります。ゴジラのライセンスはもちろん日本の東宝さんが持ってるわけですから、配給は東宝さんという事になるんでしょう。
公式PVの中では一番長いものではあったのでこちらを紹介しておこうかと思います。他の動画はTVコマーシャル用の短いものだったりしたので、これが一番分かりやすいかなと思います。海外用のPVも動画サイトでは見れます。
このPVでは渡辺謙さんの主演シーンなんかも多く使われていますね。日本向けのPVとして作られているので当然ではあるんですが、しっかり日本人である渡辺謙さんも出演されていると改めて実感できます。
こういった日本人の起用というものはこの新ハリウッド版ゴジラの成功の要因としてあるかもしれません。ゴジラはちょっとオジサン世代のアメリカ人にも根強いファンがいるはずですから、彼らの興味を惹く事は大切です。
このPVの中で渡辺謙さんは英語で我々はゴジラと呼んでいるというようなセリフを言うのですが「ゴジラ」の発音だけ日本語の発音をしています。このPVでもそのシーンがしっかりみれますよ。
これはインタビューで語っていた事なんですが、わざとそういう発音にしたらしいです。そのシーンの発音は監督が渡辺謙さんに任せたようなんですが、渡辺さんは日本語風に発音したわけです。これは彼なりの拘りがあったようでしてわざとそうしたのです。
プロデューサーなどがもっと英語風に発音した方がいいのではないか?言ったそうで、監督もそうしてみては?と提案したそうですが、それでも渡辺さんは日本語風がいいと主張を通したようです。
英語バージョンも撮っておこうかと言われたそうですが、日本語バージョンだけでいいと拒否したようですね。渡辺謙さんのなにか拘りのようなものがあったようです。
それがアメリカでのブレミア上映の時にはそのシーンで拍手もあったという話ですよ。監督もいまでは、それは完璧な選択だったと感謝してるよ、との話。
私もこのPVを初めて見た時はゴジラだけ日本語で言ってるのなと興味を惹かれました。後々とこの事について語られているインタビューを見て、そういう事だったのかと納得し、おもしろい試みではあったと感心しています。
ハリウッド版GODZILLAは世界的に大ヒット、早くも続編制作決定の話
この記事を書く少し前にハリウッド版ゴジラの続編制作が発表されていたようです。日本での公開は7月25日なので、もう続編制作決定かという驚きです。
アメリカで公開されたのも5月ではありますからね。そんなに時間は経っていないわけですよ。それはやはり大ヒットしたという事が要因なんでしょう。儲かるものは制作するというのが商業映画ではあります。
2014年のハリウッド版ゴジラの興行収入はwikiによると
2014年6月23日時点で、アメリカ合衆国で1億9291万ドル、全世界で4億7731万ドルを売り上げている[4]。全米では初日興行収入が3850万ドルに達して、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の3690万ドルを上回り、2014年の初日興行成績の最高記録を塗り替えた。
という事です。やはり興行的には大成功だという事のようです。日本での興行は、初日からの3日間で全国の427スクリーンで上映され、観客動員数は459,860人、興行成績は683,483,500円との情報があります。
世界的大ヒットで日本でも興味を持つ方が多いようですね。これがトータル的にどんな成績になるのかは気になるところです。
成功の大きな要因は監督の人選であろう
1998年に制作されたハリウッド版のゴジラは失敗ではあったと言えます。それなぜそうなったかと言うと全くオリジナルとかけ離れていたからではあるでしょう。
おそらく監督がオリジナルのゴジラに対して理解度が少なかったのではないのか?もしくは自分の個性を出そうとしすぎたからではないかと思います。
その結果がただの恐竜のようながゴジラです。これではオリジナルゴジラが好きだったアメリカ人もがっかりです。
しかし今回2014年度版のゴジラの監督をしたギャレス・エドワーズ監督は元々往年のゴジラのファンではあったようです。少年時代からゴジラを愛してきたとの情報があります。
そんな監督ではありますから、本来のゴジラの魅力を十分分かってはいたんですね。ゴジラは日本映画でありながらアメリカでも受け入れられた作品なんです。
受け入れられるためのレシピはすでにあったわけです。しかし1998年度版のハリウッド映画では全く違うものを作ってしまいました。それが失敗の原因です。
十分にゴジラに理解のある監督がハリウッド版を制作した事が成功に繋がったんだろうと思います。ゴジラらしいゴジラが出来上がったんでしょうね。概ねアメリカ人の反応がいい事を考えるそうだろうと推測はできます。
日本のゴジラ関係者もいい評価をしています。その一部をwikiから引用すると
日本においてゴジラシリーズに関わった面々も高い評価をしている。『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』の監督を手掛けた金子修介は「映画は監督を選ぶことから始めたほうが良いものなのですよ。この映画、監督選択に成功した例でありましょう。」とコメントしている
となっています。やはりゴジラの日本関係者からも評価は高いですね。ゴジラの続編は制作が決定されていて、東宝もこの興行成績に満足したのかラドン、モスラ、キングギドラの登場を了承したようです。
これらのキャラを使用するには東宝の許可が必要にはなってきます。2014年度のハリウッド版ゴジラに出来具合、そして成績には満足したという事ではあるのでしょう。
監督は同じギャレス・エドワーズ監督がいいでしょうね。監督次第で映画は変わってしまうものではあります。まさか他の方にする事はないんじゃないかと思います。