安田純平さん解放の自己責任論、朝日、産経は安田さんを擁護、ダルビッシュさんも自己責任に反対意見
ジャーナリストの安田純平さんが解放されました。
少し前になるのかな?
この方の事については随分前から拘束されて話題になっています。
さて、この事ですがネット上では安田さんに対するバッシングが多いようです。
いわゆる自己責任で行けという事ではあるようです。
危険な地域と分かってはいるのだし、情報によると日本政府もやめなさいと止めていたらしいのです。
この辺の事は詳しくは調べていないので事実関係はよく知りません。
結局のところ、カタールが身代金を出したとの情報もききますね。
日本政府の働きかけによるものだと言われています。
日本政府はテロには屈しないという姿勢なので、基本的に身代金を出しません。
このお金で新たなテロの資金となるわけですから当然ではありますよね。
身代金で別の誰かが現地でテロの犠牲になる可能性があるんです。
今回の件ではカタールが身代金を出したと言われてますが、やはり裏で日本政府との取引はあったと推測するのが当然ですね。
間接的には日本政府が支払った事になるんじゃないかとも推測されます。
この辺の事情は表に出さないので、日本国民は知る事ができません。
そいういう事で、国の静止を振り切って自分で行くんだから自己責任でいけよとバッシングが起きるわけですね。
自己責任だから助けなくてよいという事になるんだろうか?
国としては全く無視という事もできないので、裏で手を回すという事にはなったんでしょう。
メディアは安田純平さんを擁護する記事も出してはいます。
左と言われる朝日にしても、右と言われる産経にしても擁護の記事がでていました。
日本人拘束、繰り返される「自己責任論」 背景に何が
https://www.asahi.com/articles/ASLBT4T8GLBTUTIL025.html
【主張】安田さん解放 テロに屈してはならない 産経
https://www.sankei.com/column/news/181025/clm1810250001-n1.html
これはジャーナリストを使う側のメディアからすれば、こういう論調になるのも当然なのかもしれません。
危険な地域に行って取材する安田純平さんのような方から記事を買う事もあるのではないかと思います。
危険な地域に行って取材する人がいないと、世界の悲惨な実情が分からないという擁護の意見もあったりはします。
ダルビッシュ有さんなんかがツイッターでそう語ってはいました。
本当にこれですよ。
日本が戦争していてたくさんの人が殺されているなかで世界のどの国もが知らんぷりだったらどうするんだろう?って妻と話してました。 https://t.co/0WgFRpx298— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年10月25日
危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ!と言っている人たちにはルワンダで起きたことを勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります。
映画だと「ルワンダの涙」が理解しやすいと思います。
ただかなり過激な描写もあるので気をつけてください。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年10月25日
世界の実情を多くの人が知るにはジャーナリストの取材活動が必要だ!という事なんですが、一理あると言えばあるようには感じます。
ただ、ジャーナリストが標的とされ身代金がテロの資金源にもなるわけですから、その辺が複雑で悩ましいところです。
これはジャーナリスト個人個人が、なるべく誘拐されないように注意する事も必要ではあるのでしょう。
すべてのジャーナリストが誘拐されるわけでもないですからね。
では自己責任じゃないと言われると、だれが責任を持つことになるのだろう?とは思います。
結局のところ国が動くんだけど、基本的な姿勢としてはテロリストに金は出せないという事にはなります。
となればジャーナリストに賛同するメディアや個人が、ジャーナリストへの保障機関を作って万が一の時のお金を提供するというやり方もありなのかもしれません。
お金持ちのダルビッシュさんに期待しようと思います。
ジャーナリストをバッシングするなよって意見の人もいますが、個人個人の言論の自由もありますからなかなか止められないのかもしれませんね。