IPS VA TN パネルの違いで液晶モニタの選び方を考える
2016/11/11
最近使用しているモニタの調子が悪くなってきたので買い替えを検討しているところです。
いろいろ液晶モニタはあるわけですが、この記事ではパネルの違いによる液晶モニタの選び方について焦点を当ててみようと思います。
あまり専門用語などは使わず、一般的に言われている感覚でパネルの違いなどを説明してみようと思います。
IPSパネル
IPSパネルは視野角は広いのが特徴です。ですのて液晶テレビではIPSパネルを使った製品が多いかと思います。
私の家にある液晶テレビもIPSパネルを使っています。やはり視野角が広いので角度がついた場所からも綺麗に映ってくれます。
これが液晶モニタになるとどうなるとかと言いますと、液晶モニタでも視野角は広いと言えるでしょう。
気になるIPSパネルを使った製品のススペックを見てもらえばいいかと思いますが、上下、左右どちらとも178度くらいの製品が多いかと思います。
IPSパネルの液晶モニタなら視野角は気にする必要がないという事になるかと思います。
動画程度ならまだいいとして、FPSなどの動きが速いゲーム用途が中心になるなら除外されるパネルではあるかもしれません。
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応答速度に関してはTNパネルなどに比べると遅いので動きの激しいゲームには向いていないと言われます。ただし高級品であれば割りと応答速度を高めた製品もあるのでゲーム用途で使えるものもあるようです。
私的なイメージとしてIPSパネルの方が高級なイメージがあったのですが、最近は安い製品もでてきています。これらの製品の場合、応答速度による動画やゲームの残像感について、その製品を使っている方のレビューなどを確かめてみた方がいいと思います。
マウスをスクロールした時の残像感が気になるとレビューされた製品もありました。安めのIPSパネル液晶モニタでした。
静止画中心の作業であればIPSパネルを使う方も多いと思います。しかし動画、ゲームなどもするという場合は買おうと思う製品の応答速度による残像感は気になるのか確かめておきたいとこです。
VAパネル
VAパネルは視野角については一般的にTNより上、IPSより下だと言われます。しかし製品情報ではIPSと変わらない視野角になっているものもあります。
178度くらいの視野角になっている製品ではスペック的にはIPSと変わらないという事になるかと思います。
ですが基本的はIPSに比べて視野角は狭いと考えるのがいいのかもしれません。一般的な使用者では製品によっては視野角を気にする必要ないが、少しの色の変化も見逃せない用途に使う方にはIPSがよいのかもしれません。
VAパネルはコントラスト比が高くできるので純粋な黒が表現しやすいと言われています。
応答速度については一般的にTNパネルよりも遅くはなっています。応答速度を高めた製品であればゲーム用途に使う方もいるようです。個人の許容範囲の差になります。
TNパネル
TNパネルは一般的に視野角が狭いパネルになります。上下160度、左右170度といった製品が多い印象です。IPSパネルに比べると角度を付けた場所からの色の変化が大きいと言えるでしょう。
しかし正面から見た場合は視野角もあまりに問題ではなく、シビアな色の変化に関係のない用途であれば問題ないかとは思います。
TNパネルは応答速度が早いのでFPSなどの動きが速いゲーム用途に関しては優位性があると思います。
ゲーミングモニタと呼ばれるゲームに特化した液晶モニタであれば概ねTNパネルが採用されています。
応答速度と言いましても5ms 2ms(GtoG)というような表記があるので気をつけたいところです。
これは黒白黒の応答速度が5msで中間階調が2msとなっている表記です。
応答速度 5ms とだけ表記されている商品があるので、この場合中間階調のGtoGがイマイチよく分かりません。
TNパネルは元々白黒の応答速度は速いが中間階調は遅いと言われています。それを改良して中間階調も高めている製品があるのでそういった製品を選びたいところです。
応答速度に拘る方ならTNパネル一択にはなるかと思いますが、IPSやVAよりも安いのでTNパネル製品を選ぶ方もいます。