日本のプロ野球の方がメジャーリーグより先発投手への負担が小さいのか?
メジャーリーグで活躍していた田中将大と投手が肘の人体の部分断裂で戦列を離れてしまった事は記憶に新しい出来事です。前半ではかなりの活躍で勝利数も12勝もしていました。
これだけの数字でも新人といしては十分な数字といも言えますが、まだ前半戦も終了しないうちに重大な故障になってしまったのは残念な事です。
もし怪我なしにずっとやれていたとしたら20勝はいけそうな勢いではありました。アメリカのメディアではスプリットの投げ過ぎが原因との指摘もあった、もしくは多かった印象です。
しかし本当の理由はどういう事にあるのでしょう?手術なしでの治療を行ったようですが、上手く行けば8月に復帰できるようです。しかし必ず回復できるという保証はないようなので微妙なところです。
下手すれば手術の必要性もあるようなので、これから先の田中将大選手の動向は気になるところです。手術なしで完全回復すればいいなとは思います。
ダルビッシュ投手も田中将大投手の事は心配していたようです。田中将大投手が故障したと分かった時には、記者に逆取材して田中投手がどうなっているのか聞いていたようです。
そういった経緯もあってなのか、どうなのかは分かりませんがダルビッシュ投手がメジャーのローテーションに疑問を投げかけた事が今話題になっています。
それはメジャーの先発投手のローテションが中4日というのが短いという事です。日本のプロ野球では中6日が主流ではあるようですね。
つまりは休む間隔が日本のプロ野球の方が長いとの事です。メジャーリーグは球数制限があって100球をめどに中継ぎや抑えの投手に交代されます。
そういったイメージからメジャーリーグの方が投手の負担を考えているというイメージでしたが、果たしてそれは正しかったのか?というあたりを語ってみましょう。
メジャーは100球の球数制限、日本プロ野球は100球を越えても投げる
メジャーリーグでは概ね100球の球数を投げれば中継ぎや抑え投手と交代することが常識です。日本のプロ野球の様に120球だとか130球だとか、それ以上を投げるような事はめったにないです。
日本のプロ野球では100球を超えるのは当たり前だろうとは思います。長嶋茂雄さんが監督をやっていた時代などでは、日本のプロ野球で球数制限は聞いたことなかったですね。
先発投手は行けるとこまでいく、疲れたり打たれたりしたら交代というようなイメージでした。完封や完投もよく見かけたような気もします。当時の斎藤雅樹投手あたりは完封をよくやっていた印象が残っています。
もちろん9回を投げるわけですから、100球は軽く超える事も多かったんじゃないかと思います。あまり打たれてないと球数も少なくはなりますけどね。
最近はとうなってるんだろう?私はプロ野球を見る機会が最近少ないです。テレビで放送する機会が減っていますよね。それで自然に見なくなったのかもしれません。
中継ぎ、抑えというは昔からありましたけど、完投する投手は少なくはなっているとも聞きます。しかし先発投手が100球を越えて投げる事は今でもよくあるのが日本のプロ野球でしょう。
メジャーリーグは100球の球数制限があり、肩は消耗品と考えられていると聞いた時は、メジャーリーグはさすが選手の事をよく考えているんだなと思ったりもしました。
しかし、中4日と中6日の違いもあるんですね。そこが投手への負担がどう変わるかではあると思われます。
日本のプロ野球は中6日、メジャーは中4日
最近の話題で取り上げられていたのが、この事なんですがメジャーリーグは中4日で投げて、日本のプロ野球は中6日で投げるようです。
2日休みが多いのは大きいでしょうね。ダルビッシュ投手は中6日あれば肘の炎症が取れるとして、ローテションの人数を増やす事を提言したようです。
日本のプロ野球経験のあるメジャーリーガーの1人もそれに賛同。日本で監督をやっていたボビー・バレンタイン氏も賛同の声を上げてはいるようです。
メジャーリーガーは肘の故障で戦列を離れる投手も多く、向こうのメディアも気になるところではあるんでしょう。ダルビッシュ投手の提言が大きな話題となったようでした。
球数100球でも肩を作るのにもっと投げないといけないのでは?という疑問
田中将大選手がブルペンで投げている様子が動画サイトにアップされていましたが、試合で投げる前に結構、投げ込むものなんですね。
田中将大投手は1年目だから、向こうのやり方とは違ったりすのかもしれませんが、どうなんでしょう。向こうの選手も試合前に肩を作るために多く投げるんでしょうか?
中4日だと試合前に肩を作る回数も多くはなるはずです。こういった事は肘への影響はあったりするのでしょうか?素人には分かりませんが、少し気になるところです。
メジャーリーグの方が日本のプロ野球より肘を故障する選手が多いらしい
ダルビッシュ投手が今回中6日にした方がいいと提言しました。そしてメジャーリーグでは日本のプロ野球より肘を故障する選手が圧倒的に多いという事が注目されました。
このことは多くのメディアが語っていました。おそらく本当の事ではあるのでしょう。そんな事実があるとは私も知らなかったので少し驚きです。
球数100球制限をしていても日本のプロ野球より負担は大きいと言えるのかもしれません。中4日と中6日の違いはやはりあるのではないでしょうか。
実はメジャーリーグより先発投手の負担が少ない日本のプロ野球ではあったのか?
田中将大投手が渡米前にメジャー関係者から指摘されていた事は、球数を多く投げているという事でした。
しかしメジャーリーガーが肘の故障が多い事を考えると、球数はメジャーリーグよりも多く投げるが中6日で投げている日本の方が実は投手にとってはいい環境にあるのかもしれません。
メジャーリーグは選手の登録枠が日本より3人程少ないらしいです。この事によって先発投手を増やす事ができにくい状況ではあるようです。
この登録選手枠に合うように先発投手の数が決められ、必然的に中4日のローテーションになるようです。その事情に合わせて投球数も100球という事になっているのかもしれません。
投球数は多くても中6日の日本のプロ野球の方が先発投手への負担が低い可能性は十分にありそうです。